兄カレっ!!
「おぃ勝手に行くんじゃねぇ!待てぇええ;!」
朱雀は急いであくあを追いかけた。
「お、朱雀じゃん。」
するとすれ違った男が声をかけてきた。
彼は朱雀と一番仲の良い家族の雅也。朱雀とは同い年で彼もまた訳ありなのだった。
「あぁ、雅也か!俺買い出し行ってくる。今日は宴会なんだ。じゃな!」
せわしなく言うと朱雀は玄関へと走っていった。
「…宴会?今日なんかあったっけ?」
雅也は1人首を傾げるのであった。