兄カレっ!!
「そ、そうか?」
『そうだよ!無意識だったの?』
「そうかもな…」
『Σ!朱雀のばかーっ!!』
「え、おい待てって…」
『私すっごく哀しかったんだよ!』
「…すまん…」
『朱雀なんて、朱雀なんてだいき…ら…』
バタリ
その場に倒れたあくあ。
「Σあ、あくあ!?大丈夫かっ!?」
朱雀は駆け寄りあくあを抱き起こす。
「あつっ」
額に手をのせると明らかに平熱ではない熱を感じた。
「お前ェ風邪ひいたのか。」
あくあは苦しそうに呼吸をしている。
どきん…
「な、」
「(色っぽい…////)」