夢にで荘
夢見荘の人々
「もうヤダ〜」




今日も朝から都会の片隅でおかまが叫ぶ。




そのおかまの名前は
藤原健志




25歳 美容師




この騒がしいおかまの声で私は毎日目を覚ます。




7月でクーラーの無いこの家は朝から蒸し暑く、額から汗が流れる。




ベッドからむくっと起き上がり、ぼんやりとした頭で階段を降りる。
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