star dust
今まで携帯を触ったことのなかった初音も,今じゃ俺より使いこなせている
待受から着信音まで初音プロデュースだ
「ルナ可愛い−っ
音緒ちゃん連れて来てよ!!」
「馬鹿じゃね−の
無理だし勿体なくて初音には見せらんねぇな」
そうやって無理だと分かっていることを,冗談として口にする初音を見ていると,どうしようもない気持ちになる
「じゃあ静さんは!?」
静は俺の好きな人
今は訳ありで5人でシェアをしているから,俺の日常の出来事には必然的に入ってきてしまう
その中でも初音は静に敏感に反応する
“会いたい”こっちはどうも本気っぽい
けどそんな状態じゃないんだよな
「音緒ちゃん気付いてる?」
「何を?」
「静さんの名前出すと動揺する自分」
不意に指摘されたことに俺は言葉を無くす
もしかして周りにもばれてる…?
「あ…ごめん
今のなし」
黙った俺を見て怒らせたと思ったのか初音は俯いてしまった
違う
ただ驚いただけ…
何て言えばいいか分からないだけだから
待受から着信音まで初音プロデュースだ
「ルナ可愛い−っ
音緒ちゃん連れて来てよ!!」
「馬鹿じゃね−の
無理だし勿体なくて初音には見せらんねぇな」
そうやって無理だと分かっていることを,冗談として口にする初音を見ていると,どうしようもない気持ちになる
「じゃあ静さんは!?」
静は俺の好きな人
今は訳ありで5人でシェアをしているから,俺の日常の出来事には必然的に入ってきてしまう
その中でも初音は静に敏感に反応する
“会いたい”こっちはどうも本気っぽい
けどそんな状態じゃないんだよな
「音緒ちゃん気付いてる?」
「何を?」
「静さんの名前出すと動揺する自分」
不意に指摘されたことに俺は言葉を無くす
もしかして周りにもばれてる…?
「あ…ごめん
今のなし」
黙った俺を見て怒らせたと思ったのか初音は俯いてしまった
違う
ただ驚いただけ…
何て言えばいいか分からないだけだから