あじゃあじゃラブリー

「男の履歴書・・・・」

せっかくの 貴重な土曜日を・・・・なんで 見ず知らずの男に捧げないといけん?

内心不満とストレスを抱え 爆発寸前だわ・・・

しかも こいつの 素性を知る手がかりを持っていると思われる『美由紀』なる
失礼極まりない受付嬢は あさってまで 来ない・・・・

いや・・・記憶障害も一過性が多いと言っていたし・・・

今日中・・・いや 明日には この男も自分がどこの誰かを思い出してくれるかもしれないし・・

なんか・・・小腹がすいたな・・・

でも、目を離したすきに また目を覚まして さっきみたいなことになったら・・・

いや~~~ん トイレにも行かれんのかよ・・・・【ポータブルトイレ欲しいわ】

なんて 考えているところへ さっきの受付嬢が サンドと珈琲を持っ入ってきた。

「おなか すいたでしょ? よかったら これ食べて。」

【なんて 気の効く人なんだぁ~~】彼女が神様に見えた。

「あ・・・ありがとうございます。おなか すごく すいていたんです・・・・
 トイレにも行きたかったんですが・・・・」

「みてるから。行ってきて。」

「あ・・・ありがとうございます!!」

トイレへ行く。

わぁ~開放感感じて幸せだわぁ~

ついでに 煙草・・・・



喫煙ルームで一服して 病室に戻る・・・


< 9 / 150 >

この作品をシェア

pagetop