あじゃあじゃラブリー
瀬川の表情が気になった・・・・

【駄目なの??ねぇ・・・・私の骨髄は合わなかったの?私のは・・・
 彼に受け入れてもらえなかったの?】

不安で なんだか 悲しくて 涙が出てきた・・・・

でも・・・ヨシキがいる・・・・

彼の前で声を出して泣くわけにもいかず 私は 布団をかぶった。

「浅香?大丈夫か?」

「ごめん・・・眠いの・・・・帰ってくれる?」

「眠いんじゃなくて 泣きたいんだろ?思い切り泣きたいんだろ?」

「そうよ!!だから 一人にさせてくれない?」

「俺も 泣きたい気分なんだ・・・・一緒に泣かないか?」

「えっ?」

「男は声を出して泣かけないものだけど、女は声を出して泣きたいものなんだろ?」

変な事を言うものだと思いながら 布団から顔を出すと 涙でぐちょぐちょになった

顔をこちらに向けて泣いてるヨシキの姿が・・・・

ヨシキの無き顔を見たら 急にこらえきれなくなって 私はしゃくりあげながら

泣き出してしまった。

しばらく お互いの思いの中で私とヨシキは思い切り泣いていた。


そして・・・・・


泣きすぎたのか・・・・私は翌日から 発熱した・・・・・



本当なら 10日間の入院生活の後 めでたく?退院できるはずだったのに・・・・


1週間伸びてしまった・・・・・


さすがに 熱が下がる頃には 腰の痛みも引き 普通に歩けるようになっていた。


でも・・・・あいつの・・・・大出旬の「面会謝絶」は解けないままだった・・・


瀬川はあれから あいつの話をしたがらなかった・・・・


意識が無く眠ってるような状態が続いていると あっこねーさんが そっと

耳打ちしてくれた。


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