【長編】sadist and masochist love stories
てか、両親や陽生の心配より自分の事だよな。


俺って、周りに手を妬いて自分を疎かにしてしまう。


それは、敦子の時で理解してるのに。


そういえば、敦子が初めてだったな。


女を助けたいって思ったの。


今思えば、陽菜と出会うためだったのかもな。


そんな事あるわけないけど。


俺と陽菜には、運命の赤い糸なんかがあるんじゃないかってな。


なんか、だんだん変な思考になってる。


それもこれも陽菜のせいだけど。


とにかく、陽菜をものにしたら、この分のお仕置きもしないといけないな。


そんな日々が来るのは、思ったよりもすぐなんてな。


陽生とみなみより先に幸せになるなんて思ってなかった。
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