【長編】sadist and masochist love stories

湊司 side ②

「これ、なんだよ。」


家に帰って、母さんは早くから晩ご飯の準備をしてるみたいだった。


その量や種類に吃驚した。


「ふふっ。
湊司、彼女ができたんでしょ?
お祝いよ。」


陽生の野郎。


あいつしかいない。


「陽生か?」


「そうよ。
陽生は、偉いからちゃんと報告してくれるのよ。」


偉いって.....


陽生が母さんに言うのはわかってたけど.....


電話報告かよ。


しかも、早っ。


ありえねぇ。


てか、こんなパーティーするみたいなさ。


これまた、ありえないだろ?


「てか、これは....
すごすぎじゃないか?」


唖然としても仕方ないよな?


限度があるだろ?
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