【長編】sadist and masochist love stories
「入るぞ。」


湊司がノックもせずに部屋に入ってきた。


「なに?」


俺は、湊司を気にせず着替えた。


「陽生さ。
俺の事よりさ....」


「わかってるよ。
てか、みなみがさ。
地味なのやめるってさ。」


「ふ〜ん。
で?」


湊司は、つまらなさそうだ。


たぶん、やっとって感じなんだろうな。


「みなみが守ってって。」


「それで?」


「はぁ。
幼なじみを楽しもうって。」


「はっ?」


湊司は、ありえないってぐらい吃驚してる。


俺だってそうだ。


「俺だって、元に戻れるのかって期待したら、これだよ。」


「そうだよな。
まあ、みなみってそんなだよ。
てか、強気に迫ればよかったじゃん。」


「無理無理。」



俺は、慌てて否定した。


そんなん俺じゃない。
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