【長編】sadist and masochist love stories

陽生 side ①

夕飯後、俺は湊司の部屋に来た。


最近は、頻繁だな。


「なぁ。
結局、どうなってそうなったわけ?」



「はっ?
おめぇに関係ねぇから。」


なんか、素の湊司になってる。


「湊ちゃん、冷たいんだから。」


「はっ?」


睨まれちゃった。


あぁ〜、怖い、怖い。


「こんなんだと、峰岸さんにすぐに嫌われるね。」


俺は、嫌みを言った。


「陽菜には、こんな態度とらねぇし。」


なんで、今日はいつにもましてSなわけ?


さっきまでは、普通だったじゃん。


「てか、なぜに機嫌悪いわけ?」



俺は、首を傾げた。


「はぁ。
わかんない?
陽生が邪魔するからだろ。」


「なにを?」


湊司は、マジで俺に呆れてる。


けど、さっぱりだ。


「これから、彼女に電話するとか察しないわけ?」
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