【長編】sadist and masochist love stories

湊司 side ②

「湊くん。
緊張するよ。」


陽菜は、俺のシャツの裾をひっぱった。


かわいい。


最近、湊司くんじゃなくて湊くんって呼んでる。


てか、湊司って呼ばせたいんだけど恥ずかしがって無理みたい。


「陽菜なら、大丈夫だから。
みなみもいるし。」


俺は、陽菜の頭を優しくなでた。


「けどね。」


「まあ、わからんでもないけど。
今日は、緊張しないと思うよ。
陽菜とみなみの他に父さんの同僚がくるから。」


たしか、言ってなかったよな。


「そ、そうなの?
おじゃましていいの?」


「こっちが招待さたんだから、気にすんな。」


「うん。
わかった。」


少し安心したみたいだ。


よかった。
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