【長編】sadist and masochist love stories
「はなし?」


陽菜が、戸惑ってる。


「あぁ。
過去のこと。
それに、敦子とかから聞いてたんだろ?」


「聞いてないよ。
『同い年でバスケがすごいうまい湊司ってのがいるのよ』
って」


敦子らしいかな?


「なぜ、敦子と清人と知り合いか話すよ。
不思議だったろ?」


陽菜がいつも聞きたそうなのは、知ってた。


はぐらかしてたんだけどね。


「うん。
湊くんが話したくなったら、お願いね。」


てか、さっきさらっと湊司って....


「陽菜、やっぱ湊司って呼べない?」


ちょっと、悲しげな目で言ってみた。


「それは....」


急にどっと顔が真っ赤になる。


てか、名前ぐらいで.....
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