【長編】sadist and masochist love stories
「よしっ。
湊司みたいになればいいんだな。」


身近に見習う存在がいてよかった。


「はっ?
俺?」


「うん。
みんな言ってるぞ。
クールで大人っぽいって。」


俺だって、そう思ってる。


「陽生、勘違いしすぎ。
周りに興味がないから、冷めてるだけだ。」


「湊司もわかってない。
興味がないから、冷静に見てるんだろ?」


「そうだけど....
俺を見習うのは、違うと思うぞ。」


「じゃあ、言い方かえる。
見習うじゃなくて、湊司みたいに周りを見るようにするよ。」


これでいいだろ?
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