約束~切ない恋の物語~
バタバタバタっ
ギュッ
ドスっ
「捕まえた」
満面の笑みを零す朱音。
『退いて朱音』
抱きつかた勢いで,
尻餅をついたあたし。
そんな
あたしの膝の上に,
座ってる朱音は超ご機嫌。
そんな時,
奈緒が入ってきた。
「ちょっと朱音!
英玲奈が,ケガでもしたらどうすんの!
加減を知りなさい!
加減を!」
そう奈緒に言われた
朱音は,
ご機嫌ナナメになった。
そして
口を尖らせて,あたしの上から退く。