キ ミ イ ロ
なにも見えていないけど、さっきより空気がピンと張り詰めたのはわかった。
それにもなにも動じない。
ただ、黙りこくってしまった先生に、質問と責める言葉を泣き叫ぶことしか出来なかった。
もう自分で自分がわからなくなっていた。
なにを言ったのかも曖昧だ。
ただ最後、聞こえたのはやっぱり自分の声。
「…なんのために
生まれてきたんだ」
それだけ、言ったのを覚えてる。
あとはなにも覚えていない。
ぷつりと、糸が切れたみたいに。