お隣さんのSweetな王子はBlackな王子
まさかの自宅侵入ですか…?

玄関の扉を開き、私を抱きかかえながらとりあえず靴を脱いで部屋をちゃんと見た。

引っ越したのが昨日だけあって…
右も左も前も後ろも…

ダンボールの山。



とでも想像していたのでしょうか。
王子は入って早々、口にした一言が…

「もの、少な…」

ボソッとね。



私は元からものを持っていないのさ( ̄^ ̄)

えへ(ハート)


「…女子とは思えない」

カチン…。

これもまたボソッと王子が言った…。

これにはちょっとね…カチンですよ。

「…失礼ですよ、それ。」

まぁ、怖くて強くは言えないし…
体調が色々とおかしいので…
控えめに。

そう。控えめに…ね☆

眉間に力が入りそうだけどあまりにもダルい。

だから控えめ☆


「あ、ごめ…ん。
いや、でも、だって…
ダンボール2個と…テーブル…だけじゃん」


< 115 / 139 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop