最高級の召使
「甘やかせてしまいました。
自分の息子に言われたんです。
『お父さんの記憶は鬼のような顔だけ』
って…私のあとをついでもらいたくて
厳しく躾けていたかも知れない。
大事な息子は、私を嫌って
遠くに行ってしまった…」
じぃが
お~ん お~ん
と泣きだした。
「大丈夫?
でもいつも女の子がいたでしょ?
じぃのそばには・・・・」
「そうなんです。
だからついつい甘やかせてしまった。
わがままで私以外に
心を開かないから
これじゃだめだと思って
今少し離れているんですけどね
会いたいな~って。
でも会ったら、せっかく
孫に慣れてきたのに・・・・
私に戻ってきてしまうから。」
「我慢してるの?」
「楓さまはまだ小さいから」
じぃの心の中の私はいつまでも
小さい女の子なんだ。
「さびしくない?」
「はい。
心の中にいつも楓さまが笑ってるから。
楓さまがたくさん笑ってくれると
息子が許してくれるような
気がするんです。」
自分の息子に言われたんです。
『お父さんの記憶は鬼のような顔だけ』
って…私のあとをついでもらいたくて
厳しく躾けていたかも知れない。
大事な息子は、私を嫌って
遠くに行ってしまった…」
じぃが
お~ん お~ん
と泣きだした。
「大丈夫?
でもいつも女の子がいたでしょ?
じぃのそばには・・・・」
「そうなんです。
だからついつい甘やかせてしまった。
わがままで私以外に
心を開かないから
これじゃだめだと思って
今少し離れているんですけどね
会いたいな~って。
でも会ったら、せっかく
孫に慣れてきたのに・・・・
私に戻ってきてしまうから。」
「我慢してるの?」
「楓さまはまだ小さいから」
じぃの心の中の私はいつまでも
小さい女の子なんだ。
「さびしくない?」
「はい。
心の中にいつも楓さまが笑ってるから。
楓さまがたくさん笑ってくれると
息子が許してくれるような
気がするんです。」