最高級の召使
「楓・・・・!!」


倉之助の声が背中でしたけど
私は走りだした。


何も見たくない


この美しすぎる黒豹と
倉之助が恋人同士


二人がからみ合う姿をいやでも
想像してしまう。


魅力的な唇に
やわらかげな大きな胸
くびれたウエスト



そんなローサを見たら
愛する人がローサを
愛してる姿を
思い浮かべてしまう。



私は子供すぎる
悔しいけれど・・・・・



でも私は愛している



なのにどうして
逃げるんだろう



自分が情けなかった。
< 170 / 401 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop