最高級の召使
女の価値
時計が一時を回ったから
私は立ち上がった。


「帰るわ。」


「え?なんで?
まだ飲もうぜ~~」

慌てて中野も立ち上がる。


「もう私飲めないし~無理・・・」
さすがに酔っていた。



「飲まなくていいから
帰るなよ。」

子供のように駄々をこねる。



嘘?


さっきまでの少しえらそーな男とは
思えない寂しい子供のような
中野に驚いた。



千鳥足の私の腕を引いて
中野は私を抱きしめた。


「帰るなよ・・・・もう少し・・・・」



「私もうかなり酔ってるよ。
帰れなくなるもん。」


「泊っていけ、そうだ
泊まっていけよ。」


「あんね・・・あんた
赤ちゃんじゃないんだし…」



「頼むから…
俺寂しいっしょ……」


男の人に抱きしめられる
ドキドキ感も酔ってると
あの時とは違うけど………
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