最高級の召使
公園のベンチで弁当を広げる。


「あ~~~ん」

要之助が口を大きく開けた。



ウインナー




「あ~~~ん」


卵焼き



「あ~~ん」

また要之助が口を開けた。



「ちょ、ちょっと!!」



「あ、ごめん、ごめん!!」



要之助は
私からフォークを奪った。



「楓、あ~~~~ん」



なんか
恋人同士みたいで
急にはずかしくなって
要之助からフォークを奪い取った。
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