年下彼女のご機嫌いかが??
なんなの……この男…。



性格ひねくれすぎてない??



思いっきり睨んでやっても、



『そう、そう。若美さんはやっぱいいねぇ~。その顔がいいんだよねぇ…。デートいつにしよっか??』



佐伯君はニヤリと笑って、



さらにあたしの顔に近づこうとする。



こいつ……二重人格??



休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴って、



やっと解放されたあたし。



『んじゃ、今週の土曜、空けといてくれよな。デート!!忘れないように!!』



『するわけないじゃん。最悪~!』



佐伯君はニコニコしながら、



『そんな怖い顔してると彼氏に嫌われるよぉ~』



と、手を振りながら隣のクラスへと戻って行った。




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