【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
自分で自分が情けない。




俺はいつもそうだ。




俺は奈都を幸せに出来ないのか?




奈都は俺といて幸せ?




《琢哉さん何処にいるの?私を置いて行かないで。》



奈都!




奈都が好きなんだよ。俺は奈都しかいらない。




奈都ごめん。




『奈都!』




奈都が目を覚ました。




「琢哉さん!」




俺は奈都に近づいた。




「琢哉さんお帰りなさい。朝ご飯食べた?



心配かけてごめんね。私なら大丈夫。



貧血はいつもの事だから。琢哉さんお仕事大変なのにね。」





『奈都もういいから、俺の方こそごめん。



俺、奈都が好き過ぎて怖いんだよ。



奈都は本当は俺なんか好きじゃなくて、「嫌だ!琢哉さんそんな事言わないで。


私は琢哉さんが好きなの。


今もこの先もずっと琢哉だけ。



私は琢哉さんでなきゃ嫌なの。



だからもうそんな事言わないで。



元先生ありがとう。



私は奈都で夏さんではありません。



私の幸せは琢哉さんと一緒にいる事なんです。」







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