【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
「やだ、遠矢、琢哉さんよりミルクくれるの上手いよ。」




琢哉さんに睨まれた。




ごめんなさい琢哉さん。




『奈都、俺頑張ってんだからな。』




「ごめんね琢哉さん。」




暁が泣き出した。




私が抱くと、何故琢哉さんを見る暁。




「琢哉さん、暁は琢哉さんでないと駄目なんだよね。」




琢哉さんが苦笑い。




でもほらね、琢哉さんに抱かれ暁はニコニコしてる。



『奈都、暁ちゃんは琢哉さんでないと駄目なのか?』



「そうなの、暁はお姉ちゃんの生まれ代わりだからね。」




『奈都。』




「いいの、琢哉さん私嬉しいんだからね。



嘘でもいいんだ、暁はお姉ちゃんの生まれ代わりで、


お姉ちゃんが、又私たちに会いに来てくれたと思っていたい。」







< 249 / 324 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop