【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都（2）

琢磨は保育園を休むと泣き出した。




本当に困った。




琢哉さんは琢磨に怒ってばかりだ。




｢琢哉さん、琢磨をあまり叱らないであげてほしいな。｣




｢なんで？｣




｢琢磨お腹の赤ちゃんに焼きもちやいてるの。赤ちゃんにパパとママとられたみたいに思ってるんじゃないかな。毎日泣いて保育園行きたくないって言うしね。｣




琢哉さんが難しい顔をした。




｢それは琢磨が甘えてるだけじゃないのか？｣




｢違うと思う。琢磨がこんなにただこねたり、泣いたりするのはここ最近だよ。｣




｢私が抱き締めると安心するみたいなんだ。｣




琢哉さんが琢磨を見ると、琢磨は私の後ろに隠れた。




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