【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
『だったら俺の言う事分かるよな。



これから先五つ子にどれだけお金がかかるかわからないし、不安だよ。



だけど俺たちの子供だから、なるべくお金の事で迷惑はかけたくない。



奈都のご両親にはかなり援助して貰ってるけど。』





この家も光熱費までお父さんが払ってくれている。





そして五つ子の話しをしてから、




お父さんから電話を貰った。




お父さんが奈都の為に貯金していたお金、かなりの額だった。




奈都には言わずに、困った時それを使ってほしいと言われた。




最初に断らないでほしいと何回も念を押され、




俺は快く使わせて頂く事にした。




みんなの思い優しさに、俺たち二人で答えていかなくてはならない。





奈都二人で力合わせ頑張っていこうな。




大きなお腹をした奈都が、アイスクリームを美味しそうに食べていた。





「あ、ごめん、琢哉さんの分も私が食べちゃった。」




こら奈都、俺も食べたかったのに。







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