Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜

「萌音!?」


大羽君が片足を椅子に乗せながら私の名前を叫んだ




「萌音も実行委員だったんだな、、」


笑顔で嬉しそうに話し掛けてくる


「うん、、大羽君もなんだね?」

その笑顔を見るだけで、鼓動が早くなる


「おぅ!ジャンケンに負けたんだよなぁぁ…」



悔しそうな顔をしながら頭をクシャクシャっと掻いた



「クスッ…私もだよ。」



私たちはお互い顔を見合わせて笑い合った



「でも良かった。萌音が一緒で」




え………




大羽君の顔を見るとニッコリ微笑みながら言葉を続けた



「だって他のクラス知らない奴ばっかだし。だから萌音と一緒で嬉しいや♪」




不意打ちの笑顔に胸の中が熱くなる




「あ…りがと…///」



恥ずかしくて、そう答えるのが精一杯だった



「何お礼言ってんだよ。変な奴♪」



隣から手が伸びてきて、ポンポンて頭を優しく叩いた




ドキッ、、



大羽君て、頭撫でるの癖なのかな



なんか無駄にドキドキしちゃうよぉ…


赤い顔を見られるのが恥ずかしくて、視線を下に向けて




「あっ、、始まるよ……」


胸のドキドキに気付かれたくなくて話しを逸らした





< 15 / 236 >

この作品をシェア

pagetop