Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
バッサぁぁン!!!
プールに投げ出された私の身体を昴君がしっかり支えてくれて
水面まで持ち上げてくれた
「ありがとう。」
お礼を言うと
「平気!てかスピード早くてマジでビビった!!」
て満足そうに喜んだ
「アハハ…本当怖かった…」
何だか可笑しくて笑ったら、それにつられて昴君も笑い出した
「俺はもっかい萌音と乗りたい」
「えっ!!もうヤダよ!!」
おもいっきり嫌がると
「う、そ♪」
って言って舌を出した
「もぉぉ!!またからかう!」
少し拗ねた顔を見せると
「萌音♪可愛い♪」
そぉ言いながら抱き着いてきた
私達はしばらくプールの中でジャレあってた
散々プールで遊んで外に出ると雨が降ってた
「やべっ!雨じゃん!!」
「私傘持ってるよ。」
鞄から傘を出すと『さすが。』って言って傘を受け取り開いた
「萌音、こっち」
傘をさした昴君が私を呼んだ
「うん。」
小さい折りたたみ傘に二人で肌を寄せ合うように入った