俺と葉月の四十九日
俺とブル田は顔を見合わせ、仕方ないよなと肩をすくめた。



8月26日。

特別な日だからな。



今も、これからも。




来年は子供を連れて来よう。





俺は、高く澄んだ青空を見上げた。

きっとこの上に、葉月が居るんだ。





なぁ、葉月。


お前は笑ってるか?


今も変わらず、笑ってるか?



天国でも笑ってるか?




お前が笑っているのなら、俺はこれからも頑張って、幸せを掴んで…懸命に生きていくからな。



また、いつか…会おう。

久しぶりだなって、笑い合おうな?



「圭ちゃん、頑張ってたじゃん!」


そう言って、また悪態ついて、ワガママ聞かせてくれよ。






なぁ……葉月。











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