俺と葉月の四十九日
ブル田はヨロヨロと立ち上がった。

それから高々と両手を上げ、チューリップの形を取る。
それをゆっくりと下げ、脇腹で構えた。


待て…その型はまさか…脇腹に咲かせたチューリップの手の構えは…。


「僕のカメハメハを受ける勇気があるらしい」

やっぱり?!
俺そんな勇気ねぇよ!!

てか話、色んなの混ざった世界観だし!

ヤベェ…俺ピンチ?!


「安田!何とかしろ!こいつ!!」

隣に立つ安田に救いを求めた…っていねぇし!!

安田は腹を抱えてうずくまっていた。
肩が震えてるって事は…笑ってやがる、この女…。

「貴様ぁ…安田サンに何をしたぁ?!」
「何もしてねぇよ!!見りゃわかんだろ?!」

自分勝手にテンション上げてんじゃねぇ!!

「はぁ〜…圭ちゃん…おかしすぎ!」

安田は目元を指で拭っている。
泣くほど?

「ブル田相手にマジになっちゃって…」


俺がマジに?!

そんなはずはねぇ!
俺がこいつ、ブル田につられていたっていうのか?
確かに少しイラついて、ムキになったかもしれねぇけど…。

何となくムカっ!!

「やってらんねぇ!バッカみてぇ!!」


俺はこの事態を投げる事に決めた。
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