10年彼女
“神田に学校の案内をしてやれ”

担任の一言で俺の休み時間は奴の案内へと化す。

「恭弥ぁ~」

幼馴染の奈流が廊下を走って来る。

「なんだ?」

「国語の教科書貸して!忘れちゃったぁ☆
あれ?この人は??」

「あぁ、転校生。」

「どーも…神田順です。」

奈流の顔が赤くなる。

…面倒な事になりそうだな…。

「恭弥の幼馴染の立花奈流(たちばな なる)です!よろしくね♪♪」

「俺、コイツの学校案内するから無理。他の奴に借りて。」

「了解☆」

そして、学校案内が始まる。
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