10年彼女

新しい日々

久々に夢を見た。

幸せだった頃の夢。

恭弥がいて、奈流がいて、

李梨がいた――。

ウ゛ウ゛ウ゛…

携帯が鳴った。

「あ?」

寝起きの若干低い声。

自分でも怒ってるように聞こえる。

そんな俺に帰ってきた言葉は

「何時だと思ってんだ!てか何処?!」

この騒がしい声は…

蘭だ。

あ…今日は恭弥の大会だっけ。

時計を見るともう1回戦が始まる時間だった。

「悪ぃ…今起きた。

場所どこだっけ?」

場所を聞いて家を出る。
< 74 / 83 >

この作品をシェア

pagetop