首筋にナイフ
最終話


「ハルヒコくん……」


「高野くん」


「お、遅くなってごめん」


オレ達が行くと、もう二人とも帰る準備ばっちりという状態だった。


待たせてしまったかもしれない。


「え、二人ともオレへのリアクション無し?」


という吉川先輩のセリフにもリアクションをせずに、駅まで歩いた。


「あのね、ハルヒコくん」


「何?」


話しかけて来たのはイチカだった。


「私、さっき、ヨシノと話し合ったんだ。ゆっくり、慣れようって。だから、私もハルヒコって呼ぶね」


「あ、うん。そう言えばオレ、ドサクサにまぎれて勝手に呼び捨てにしてごめん」




< 51 / 55 >

この作品をシェア

pagetop