大人な君と子供な私
蒼太side

~キーンコーンカンコーン

「あ 次英語じゃん、辞書ロッカーだわ」
俺は辞書を取りに廊下にあるロッカーに向かった

すると後ろからバタバタと音が聞こえ
背中に何かがぶつかった


ドン!!


誰だよぶつかったの!!

ちょっと睨んでやろうと思い後ろを向くと

「いったー、あ ごめんなさい!急いでいて…」

と下から声がした


あ 廊下でよくすれ違うかわいい先輩だ
てかまつげなげぇ 目くりっくりしてる
かわいー

「あ 先輩気にしないで、急いでるんでしょ?早くいったほうが…」

少し大人っぽく言ってみた

「そうだ!本当ごめんなさい」

先輩と先輩の友達は走っていってしまった


ラッキー
あの先輩と話ちゃったー


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