たった一つの初恋

「邪魔、そこ」
軽く大きな声を発した男の子。今教室へ入ってきたようだ。
周りの人はびびっている。

(うわぁ…何? この人…邪魔とか普通に言わないでしょ…?)
そう思って横目で見ていた。

するとドカッと音がしたので恐る恐る左を見るとその男子が座っていた。

(え!? この人…私の隣!?まぢ嫌なんだけど…)

緊迫な空気の中、入学式が始まった。
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