◇冬の女王サマ◇
~れみSIDE~
「んっ・・」
目が覚めた
目を開けると海道君がいた
「あっ・・起きたんだ♪」
「あれ??
 私なにがあったんだっけ?」
「俺が差し入れもって行ったら
 急に倒れちゃってさー
 ほんっと
 俺と山内すんげー
 びっくりしたんだぞ」
「そうだったっけ?」
「あぁ。軽い貧血とかだって」



そっか
私倒れちゃったんだ
ふと枕元を見る
そこにはタオルが置いてあった
男の人が持つようなタオル
「海道君、
 ずっと見てくれてたの?」
「えっ・・あ・・うん・・」
「そっか・・ありがと☆」
そうだよね
誠はなつきちゃんといたいよね
誤解されそうだしね
私の面倒見てたら



「れーみーっ!!」
「あっ・・真菜ぁ♪」
そういっていると真菜がきた
「あっ、海道君も」
「おう!!
 じゃあ、俺帰るわ」
「もう??」
「うん。じゃーな」
「ばいばぁい♪」
海道がでていった


「えっ・・れみどったの??」
「なにが??」
「男嫌い」
「もうやめた」
「ええーーー
 またなんで??」
私の頭の中に誠が出てきた
すると気付いたら涙もでてきていた
「れみっ??」
真菜は少し驚いた顔をした
でも、その後すぐに笑顔で言った
「話・・聞くよ♪」
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