少女マンガ的妄想

エメラルドと警察官

午後9時

エメラルドの予告時間になった。警官達は位置についており、極普通中学校は物々しい熱気につつまれていた。

その時

ピンポンパンポーン

校内放送の音がなった。警官達は一気に騒然となり、口々に「放送室だ!」「いや、職員室かもしれん!」「すぐに確認しろ!!」と叫ぶ。

そんな中、エメラルドの校内放送が響き渡った。

「みなさん。こんばんはー。夜遅くまでご苦労様。そんなみなさんに、私から歌のプレゼントです。聞いてください…エメラルドで『ゆうやけこやけ』…」

すると、ピアノの伴奏にあわせてエメラルドの歌が聞こえてきた。

その優しく美しい旋律に、警官たちは聴き入ってしまう。まるで母親の胸に抱かれるように、警官たちは、一人、また一人と眠りに落ちていった。

「なっ!なんだこれは!!もしかして催眠術とでもいうのか!?」

一人の警察官が言った。

「全員耳を塞げ!!歌を…聞くんじゃ……Zzz〜」
歌が終わるころには、警官全員が眠りこけてしまった。

「みんな。歌を聞いてくれて、どうもありがとう。それから、おやすみなさーい」

エメラルドの声が静かになった校舎に響きわたった。



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