ココロノカケラ
弱い熱

家に帰り付くなり、

ベットに転がっていた。

ご飯を作るとか調達するとか

しないといけなかった。

けれど、気力がわかない。

このまま寝てしまおうか。

明かりがまぶしく感じられて、

目の前に手をかざす。

あたしは、何をやってるんだろう。

ハルちゃんやソウマがやったことは

別に裏切りでも何でもない。

なのに、ずっと、

心が沈んだままだった。

と、

どこかからがたがたと音がした。


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