いぢわる王子とお姫様ッ!?
って!

あたし、何龍のこと考えてるんだぁーッ!!!


「うっわ!うち何話してんだぁーッ!!!」
「萌ッ!?大丈夫?」


萌はイキナリ叫ぶと、あたしを見てニコッと笑って言った。


「龍のことは・・・うちが一番知ってるから」


その言葉はあまりにも意味深で。


でも、深くは聞かないほうがいい。


聞いて嫌な気持ちになるのは、自分。



あたしの心に、微かな痛みが残った。
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