源氏と若紫のような恋物語

個人授業

職員室には大河先生がいて二人だけなのですべてを話すと今回はこういった 「二人きりなんてばれたらまずいし気をつけてね山本先生 高橋さんもまだ一年生だしあなたは人気者だしファンに恨まれないように気を遣ってあげてね」 『それはわかるけどなんかこういうの初めてなんだよな 初恋だし今まで騒ぐだけの連中としか考えてなかったんだし仕方ないんだ』 まるで高橋雪という存在だけがいると目で追うしかなくなる初めての経験だった あと何時間かかるかなんて柄にもなく思う拓海だった
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