夏ひととき-ボールを追った、あたし達の恋-





「な、にすんのよ!」



力いっぱい安藤尚を押し退ける。



でも、

もちろん安藤尚には通じない。











「ふざけんな」


安藤尚は、あたしをがっちり抱きしめたまま呟く。















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