JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「じゃあ、ナツキ君は?」





「は? 何でオレ?」





「ハル、もしかして―――リエが告られたの知ってるの?」





「………え!? 告られたの!?」





「うん。昨日の帰りにね。でも断った。お友達でって」





お好み焼を切り分けながら笑顔で話すリエとは反対に、顔を赤くして立ち尽くしているナツキ君。





「何で断わるの!?」





「だって今は誰とも付き合う気がないし」





「アタシ、リエだったら応援しようと思ったのに」





「何それ。ハルはもっと自分を大事にしなよ。リエのことはいいから」





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