このキズで俺はお前を縛る
何気ない日常
「ただいまあ」

大学の講義を終えて、俺は家に帰る

玄関のドアを開けて靴を脱いでいると、大きな影が二つ

俺の足元を暗くした

「おかえり、茶佑」

「あ…今日は早いね、兄貴」

…んだよ

嫌味かよ

俺に対するいじめかよ

俺は靴を脱ぐと、俺よりもはるかに大きい二人を見上げた

「チビで悪かったな!」

「はあ?
帰りを出迎えただけだろ?」

俺に兄貴 飯島 恭佑が首をひねった

兄貴は、20歳で身長は187センチ

弟 優佑は15歳で身長は183センチ

んで俺は飯島 茶佑は18歳で160センチ

なんで俺だけ、チビなんだよ!
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