隣の男子は秘密のイケメン君

「ごめんね?琉生。一人で変な事ばっかり考えてて」

「もう禁止!俺、振られるかと思ったし」

「寝言、何て言ったの?」

「教えねぇよ!もう忘れた」

「え〜〜!!」



さっきまでの重苦しい空気は嘘みたいに消えていた。



「さぁ、俺をビビらせた罰だ。覚悟しろよ」

「ふん!男がビビってんじゃないよ」



子供の頃に戻ったかのように、リビング中を追っかけまわした。



やっと捕まえた瑠華の表情は満面の笑み。



この表情を見て男は絶対に離さないと誓った。




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