隣の男子は秘密のイケメン君

この学校の体育は隣のクラスと合同でする事が多い。



イチとサボりながら女子の方を見てたら、一瞬瑠華と目が合った。



その一瞬だけニコッと笑った瑠華に思わず緩む頬。



改めて好きって実感する瞬間。



「今瑠華ちゃん、こっち見て笑わなかった?」

「俺に笑ったんだよ」

「瑠華ちゃんはみんなの!」



だからもうみんなのじゃないから…。



俺の瑠華!!



でも周りが騒ぐから付き合ってる事を言うなって瑠華が言うから、俺のモノだって自慢もできねぇ。



そんなに気にしなくてもいいと思うんだけど。



何かあってからじゃ遅いし。



現に自分が人気あるって事、アイツ気付いてねーからな。



余計心配になる。



俺、瑠華と付き合ってから明らかに自分が変わった気がする。



恋の力ってすげーわ。




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