トライアングル。
一方、朋希は目を覚ますと、
ベッドの上に居た。

側には両親が居て、
心配そうに
朋希を見つめていた。

「あぁ…良かった、
気がついたのね。」

陽香が目を潤ませながら言った。

「大丈夫か?」

「うん…。」

「佑貴になんか
されたんだろ?」

「何かいきなり
いちゃもんつけられて、
突き飛ばされた。」

「…ったく、何で仲良く
出来ないかね。
ここの所ずっとじゃないか。」

「俺だって仲良くしたいよ。
だけどあっちが勝手に
つっかかって来るんだ。」
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