トライアングル。
由乃は言った。

「しょうがないよ。
その年で大好きな人
支えるって大変だもん。
だから、不安は口にしちゃえ。
私、いくらでも聞くよ。
美佑ちゃんの側で話聞くから。
だから、周りの人頼っていいんだよ。」

「由乃ちゃん…ありがとう。」

「ためらわずにどんどん相談してよね。
私たち、ライバルから
親友になったんだし。」

「…そうだね。」

美佑は由乃に
話を聞いてもらったことで、
少しだけ心が軽くなった気がした。
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