Deep Girls

ヤクビ


「ただいま」

…なんか、焦げ臭い匂い?!!まさか!

「クソ兄貴ィィ!!」
「はっはっはっ!
おっかぇりぃ!りょぶべぃ!!?」
ドガッッ!!
たぶんクソ兄貴は、「おかえり綾」とかが言いたかったんだろうけど、それをいいおえる前に俺の飛びげりがクソ兄(以下略)の頬に入った

「痛いじゃないかぁぁ!!」「っるせぇ!!
また、変な創作料理しやがって!!」
と、いいながら何故かまぐろの刺身が入ったケーキを捨てようとしたとき…


偶然だった…
本当に…
このとき、もしも俺がこのとき、何気なくテレビなんかみなかったら、運命は、変わっていただろうか?

今でもそう思う
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