貴方の手で...

5

時間が流れるのは
早い。

秋がおわり。
冬がはじまった。


私は大学へ
進学することが
決まった。


小さな部屋。
2人だけの空間。
隣にいるきのの
呼吸を感じる。

それだけで私は
安心してしまう。







私は。
最初から死に
依存してたんじゃない。


きのに。
きのの存在に。
依存してた。
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