世界で1番な君と僕へ
冬の匂い
『冬の匂いがする』

教室の窓を開け

無邪気に言ったあの人


独り言のようにも

話し掛けてるようにも聞こえた


『ほんとだ』


それだけ呟いて走った

鼻の奥がつんとした

どうやら冬の匂いは
恋の匂いでもあるようで


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