俺様のち王子。[完]




「…え?」


「ほら、もうだいたい乗り物乗ったじゃん?」



………観覧車乗ってないじゃん!


って言いたいのは山々だけど
なかなか口からでない。



「出よーぜ。」



足早に出口に向かってく徹。




馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿っ!


遊園地に来たら
クライマックスには
夜のロマンチックなムードで
観覧車の1番てっぺんで


甘い言葉+キス


…………でしょーがっ!!



なんてこの乙女心が
わかんないかなあ~?



拗ねながら
しょうがなく徹の後を追った。




< 116 / 123 >

この作品をシェア

pagetop